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3.11にみんなで観たい映画

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2010年劇場公開作品
井上 剛/2010/83min

「その街」で生まれ育ったこどもたちが
新たな一歩を踏み出すために

 こどもの頃に体験した震災というものに、いま改めて向き合おうとするふたりの若者に寄り添いながら、物語は進んでゆく。ロケ地の多くは実際に大きな被害を受けた地域であり、撮影には遺族を含め神戸の方々も参加した。一方、非被災者である多くのスタッフたちが、この作品を生み出す過程で悩み、苦しんだのも事実。様々な傷を抱えた被災者と、非被災者の間に存在する「溝」を見つめ、それを乗り越えることの難しさと大切さを伝える『その街のこども 劇場版』は、今を生きるすべての「こどもたち」が決して忘れてはならない未来への希望を描いている。

STORY

1995年1月17日午前5時46分、「街」は一瞬で破壊され、ぼくたちは生き残った。

 こどもの頃に震災を体験し、いまは東京で暮らす勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。彼らは「追悼のつどい」が行われる前日に神戸で偶然知り合い、震災15年目の朝を迎えるまでの時間を共に過ごすことになる。震災が残した心の傷に向き合うため、今年こそ「追悼のつどい」に参加すると心に決めていた美夏に対し、出張の途中に“なんとなく”神戸に降り立っただけだと言い張る勇治。全く異なる震災体験をしたふたりの間には、大きな溝が広がっているように見えた。しかし、“ある場所”に差し掛かったとき、美夏は勇治が長年抱え込んできた過去を垣間見ることになる。復興を遂げた真夜中の神戸の街を背に、これまで語ることのできなかったふたりの想いが、不器用にあふれ出そうとしていた。


CREDIT

出演:森山未來、佐藤江梨子、津田寛治
脚本:渡辺あや
音楽:大友良英
テーマ曲:阿部芙蓉美(北海道生まれ)
プロデューサー:京田光広
監督:井上剛
上映企画:NHKプラネット近畿
配給:トランスフォーマー
(c)2010NHK
2010/日本/カラー/HD/83分/ビスタサイズ/ステレオ

作品公式HP:http://sonomachi.com/
公式twitter:https://twitter.com/#!/sonomachi_movie


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山形国際ドキュメンタリー映画祭2011公式上映作品
森元修一/2011/74min/ドキュメンタリー

震災の2週間後の仙台、東松島、石巻を撮影した記録。
児童108人中74人が津波にのまれてしまった石巻市大川小学校を中心に描いた。

監督:森元修一
1970年、鹿児島県生まれ。東洋大学印度哲学科卒業。フリーの助監督として池田敏春、小林政広、サトウトシキ、瀬々敬久などの作品に参加。主宰するファーザーオン・プロダクションで様々な企画を進めている。

作品公式HP:http://fartheron.soragoto.net/

協力:秋澤玲央・早川春菜・藤代和子


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山形国際ドキュメンタリー映画祭2011公式上映作品
大久保愉伊/2011/23min/ドキュメンタリー

故郷の岩手県大槌町が被災。家族も被害に見舞われた監督が、津波にながされることを免れた震災前の貴重な映像を編み込んで綴った詩。2011年4月上旬に作られた大槌ドキュメンタリー第1弾。

監督:大久保愉伊
1986年、岩手県大槌町生まれ。成城大学芸術学科在学中に『海に来れ・若人狂想曲』が2008年下北沢トリウッドで2週間ロードショー公開される。大槌町のドキュメンタリーを継続して制作している。


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北海道初上映!

山形国際ドキュメンタリー映画祭2011公式上映作品
大宮浩一/2011/75min/ドキュメンタリー

そこで出逢ったひとびとは、静かに語りはじめる。一台のカメラが、その声と風景を何度も往復しながら、ただひたすらに素描を重ねていく。監督は、『ただいま それぞれの居場所』で、介護現場のいまと希望を描き、平成22年度文化庁映画賞「文化記録映画大賞」を受賞した大宮浩一。日付も地名も、人の名も付すことのないこの映画は、未曽有の大地震と津波の跡を、そして、その後もなお続くいとなみを、決して情報に還元することなく、スクリーンに大きく映しだしてゆく――はたして「復興」とは何を意味するのか? 私たちは何処へゆくのか? 映画館の暗闇に、いくつもの問いが、浮かんでは、消えていく。

監督:大宮浩一
1958年生まれ。映画監督、企画、プロデューサー。日本大学芸術学部映画学科在学中より、映像制作に参加。『ゆきゆきて、神軍』(87・原一男監督)等で助監督を務める。その後、フリーの演出家として民族博物館等の展示映像をはじめ、CM、VP、教育映画などを制作。93年、有限会社 大宮映像製作所を設立。主な企画・プロデュース作品に、『よいお年を』(96・宮崎政記監督)、『JUNK FOOD』(98・山本政志監督)、『DOGS』(99・長崎俊一監督)、『青葉のころ よいお年を2』(99/宮崎政記監督)『踊る男 大蔵村』(99/鈴木敏明監督)等。2010年、ドキュメンタリー映画『ただいま それぞれの居場所』を企画・製作・監督。同作は、介護保険制度導入から10年を経た介護福祉の実状と、自らの理想とする介護を実現するため施設・事業所を立ち上げた若い介護スタッフたちの取り組みを描き、平成22年度文化庁映画賞文化記録映画大賞を受賞。同年、若い介護スタッフたちが主催したトークライブと彼らの日常を記録した『9月11日』を企画・製作・監督。『ただいま~』の続編が完成間近。

配給:東風

作品公式HP: http://mujosobyo.jp/


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北海道初上映!

山形国際ドキュメンタリー映画祭2011公式上映作品
大竹 暁/2011/60min/ドキュメンタリー

スキー・モーグルで2度の冬季五輪に出場した畑中みゆき(35歳・宮城県塩竈市出身)。トリノ五輪終了後、スキー・ハーフパイプに転向、日本の第一人者として3度目の五輪出場を目指していた。しかし、あの日から、彼女の生活は一変した。2011年3月11日、東日本大震災。大津波が故郷を襲った。目の前に広がる被災地の惨状、畑中は立ちすくみ、言葉を失う。「自分に今、何が出来るのか?」畑中は被災地を駆け回った…

監督:大竹 暁

出演:畑中みゆき公式ブログ 「みゆきの空」


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北海道初上映!

宍戸大裕/2011/30min/ドキュメンタリー

3月11日の大震災では、動物たちも被災した。地震・津波・原発という困難の中を生きぬく犬や猫。そして犬猫たちと別れや出逢いを重ねてきた人々の5ヶ月間を追った。

 東日本大震災では、人と同じく犬や猫たちも、大きな受難を生き抜いてきました。地震・津波・原発という困難に遭い、命を落とした動物、行方知れずの動物、飼い主とはぐれてしまった動物、それぞれの道がありました。また、犬や猫に寄り添って生きてきた人々にも、困難の日々がありました。宮城県で最大の被害を受けた石巻市で、30年以上にわたり活動するアニマルクラブ石巻では、ボランティアスタッフや保護動物を津波で亡くしました。その哀しみを背負いながら、被災動物の保護を続けています。福島県で活動してきた動物愛護団体SORAは、飼い主と離れ離れになった犬や猫のシェルターを立ち上げて奮闘しています。そして、原発20キロ圏内の警戒区域に残された犬や猫の救出に向かうボランティアや、被災した自治体の苦悩を通して、動物と人が生き抜いてきた150日間の日々の、ささやかな断片を紡ぎました。


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