主催者より
東日本大震災から一年。
「この悲劇を忘れてはいけない。」とはよく耳にしますが、忘れない以前にどれだけのことを知っているでしょう。彼らの身にいったい何が起きたのか、どんな経験をしたのか、どんな感情を抱いたのか。マスメディアの報道からは伝わらない生の現実を知り、よりリアルに実感することは、忘れないことの前提として必要なのだと思います。
日本には優れたドキュメンタリストが数多くおり、彼らはそんな現実を誠心誠意カメラに収めました。今回の上映会「3.11にみんなで観たい映画」では、それらの中からよりすぐりのドキュメンタリー5作品と、阪神・淡路大震災からちょうど15年目の一夜を描いた劇映画『その街のこども 劇場版』をお届けします。
被災の傷は癒えるのか。いつ?どうやって?それに対するひとつの答えが垣間見えるかも知れません。被災地から遠く離れた札幌で、震災とそこから生まれた状況に、私たちは今後どう関わって生きるのか。これらの映画を通じて考えていけたらと思います。
最後に、この度の震災により被害を受けられました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。いつの日か皆様の心に、わずかでも希望の灯りがともりますように。
Sapporo Cinema Project 映画の空気
スタッフ一同
※当上映会はチャリティー上映会です。
チケット代金よりお一人様100円をみちのく会へ寄付させて頂きます。
「みちのく会」は東日本大震災により道内に避難している被災者たちの会です。
2011 年4月23日に、支援イベント「ようこそあったかい道」(民間ボランティア主催)にて声を掛けあい 当初12世帯で発足しました。現在は会員同士の互助、地元市民とのコミュニティの発生、経済的自立、これから北海道へ避難されてくる方たちへ情報提供等を目的とした様々な取り組みを行っています。
〒064-0808
札幌市中央区南8条西2丁目被災者支援市民活動センター3F
(旧豊水小学校 / 旧アウ・クル)
TEL&FAX:011-206-1522